地元のミニコミ紙「はろーあさひ」さんの紙面で、月に1回連載をしています。
記事の中では、パソコン初心者さんから脱初心者さん向けに「今さら聞けない」パソコンの疑問について、やさしく楽しく解説しています。
その中でも人気のあった記事を、少しずつ教室ブログでも紹介していきますね。
今回は、生徒さんのなかでも質問の多い「全角と半角の違い」について解説します!
全角と半角ってどう違うの?
まず、見た目の違い。文字の縦と横の大きさが、だいたい、全角は1:1、半角は1:0.5の割合になります。

半角の方が縦に細長いのですね。
ただ、選んだフォント(文字の種類)によっては、見た目だけでは、すこしわかりにくい場合もあります。
そして、全角と半角はどう使い分けるのか?
コンピューターの歴史をさかのぼってみると…
もともと、外国(英語圏)生まれのコンピューターが使える文字は、半角のみでした。
英語と数字を扱うだけなら、半角で表現できたのですね。
そこへ、日本語のひらがなや漢字を使えるようにしようとして、後からできたのが全角の文字なのです。
なので、日本語以外の言葉を使う、全世界共通のインターネットなどで使う文字は、今でも「半角」にすると決められています。
例えば、メールアドレス。
メールを送るとき、アドレスを全角で入力しても、コンピューターは認識してくれないので、エラーになってしまうんですね。
実際に、いつ半角を使うべきなのかを、いちいち覚えるのは大変なので
「アルファベットと数字を入力するときには半角にする!」
と覚えてしまえば、おおかた不都合はないと思います。
(※たまに、住所の番地を「全角で入力してください」と指定されることもありますが。)
次に、全角と半角の切り替え方法をご紹介します。
2種類ありますので、お好きな方法で切り替えてください。
でもこれだと、日本語を入力している最中に、英数字がでてくると、いちいち切り替えるのが面倒ですよね。
そんな場合はF(ファンクション)キーを使った方法が便利です!
たとえば「PTA」と入力したいとき。
入力切替は「あ」のままで、「P」と「T」と「A」のキーを順番に押してください。
すると画面には「pた」と表示されます。
「なんだこりゃ?」と思いますが、気にせず、先に進みます。
そのままキーボードの「F10」キーを2回押してみてください。
どうでしょう?見事「PTA」と表示されますよね!
もし、小文字を入力したい場合は、「F10」キーを1回だけ押せばOKです。
あ、ちなみにファンクションキーは、キーボードの一番上の列にあります。
F1、F2……F12と、ずら~っと並んでいるキーのことですよ。
このやり方で、入力の効率が大幅にアップします。
文章を入力する時に、「アルファベットは苦手だなぁ」って方は、是非使ってみてくださいね。

