ある日、生徒さんからヘルプ要請がありました。
「Googleから『Gmailの保存容量が上限に達しました』というメールが来たけど、どうすれば良いかわからず困っている」とのこと。
こんなときは、まずこのメールが本物かどうかを確認する必要があります。
最近はフィッシングメールも多いため、慎重に対応しましょう。
Googleの公式ストレージ管理ページ(https://one.google.com/storage)で確認してみたところ、どうやら本当に空き容量がなくなっているようでした。
なぜ容量がいっぱいになったのか?
生徒さんにお話を伺うと、以下のような状況でした。
・iCloudにたくさん写真を保存したいので、すでに課金している。
・しかし、iPhoneで写真を撮影すると、Googleフォトにも自動的に保存されてしまう。
・そのため、Googleのストレージがどんどん圧迫されてしまった。
・Googleフォトの写真を削除しようとすると、iCloudの写真まで消えてしまう。
・Appleに問い合わせたら「連携を切るのはGoogle側でないとできない」と言われた。
これでは、大切な写真まで消えてしまうので、困ってしまいますね。
解決方法
今回のケースでは、以下の手順で解決しました。
1.Googleフォトのバックアップをオフにする
iPhoneの設定で、Googleフォトのバックアップと同期をオフにしました。
これにより、新しく撮影した写真がGoogleフォトに勝手にアップロードされるのを防げます。
2.不要な写真を削除する
パソコンからGoogleフォトにアクセスし、不要な写真を削除しました。
削除した写真はごみ箱にも残るため、ごみ箱からも完全に削除することで、ストレージの空きを確保。
3.空き容量を確保!
こうしてGoogleの保存容量を回復することができました。
バックアップオフ後の注意点
バックアップをオフにしても、iPhoneのGoogleフォトアプリで写真は見えてしまいます。
これは、あくまでiPhone本体に保存されている写真を表示しているだけなので、削除しなくても大丈夫!
むしろ、削除すると本体からも消えてしまうのでご注意ください。
また、すでにGoogleフォトにバックアップされている写真には、右下に雲のマークが表示されるので、それを目印に確認すると安心です。
今回の解決策で、生徒さんも「助かった!」と喜んでくださいました。
GoogleフォトとiCloudの連携で困っている方は、ぜひ試してみてくださいね!


